山梨県富士河口湖町の精進郵便局が2025年12月12日の営業を最後に閉鎖されるということで訪問してきました。
どのように行くか
精進湖というのは富士五湖の中でも旧・上九一色村の村域ということで、距離的には甲府や身延に近い立地です。
ということで、最初に訪問をしようと思い立った時、甲府あるいは身延からアクセスを考えていたのですが、よくよく調べてみると両市町との間を直接結ぶバス等の公共交通機関は存在しないようです……
どうやら、精進湖や本栖湖へと至る交通機関は、富士吉田・河口湖から鳴沢村・精進湖・本栖湖を経由して新富士駅までの間を結ぶ富士急バスのみのようで、となると自ずと入口は河口湖か新富士駅のいずれかになります。
神奈川在住の筆者としては新幹線を利用するなら新富士経由は全く無い選択肢ではないですが、費用が嵩むのでおとなしく河口湖経由で向かうことにしました。
河口湖までのアクセスは、
- おとなしく富士急行(富士山麓電気鉄道)を利用する
- 御殿場からバス
- 中央道の各バス停から高速バス
- 月夜野経由
などが思いつきます。
①はありきたりですが順当です。②は神奈川県西からは割とアリな選択です。御殿場と河口湖の間は富士急の路線バスが概ね30分間隔で運行されています。③ですが、途中バス停へのアクセスを考えると結局新宿まで行ってバスに乗ることになるので微妙です。④は論外。
ということで、結果的には①を選びました。
富士吉田市内の郵便局を訪問
朝の9時ごろに自宅を出発。ひとまず八王子に出ます。時間的には「富士回遊」がちょうど来るのですが案の定満席。大月まで併結する「かいじ」に乗車して、大月で移動することにします。
大月で「かいじ」を降りて、後方に「富士回遊」に乗り換えます。インバウンド需要の急増で連日満席続きの「富士回遊」ですが、この日も相変わらずデッキまで満員御礼。乗車した後部運転台前にデッキに10人近く埋め込まれています。
この満席の中でも車掌が車内改札にきます。大月までの特急券しか持っていないので、車掌から特急券を購入。都留文科大学前で空席が出たので着席できました。
列車はほぼ満席のまま富士山駅に到着します。富士吉田の中心駅ですが、2011年に今の名前に改称されました。なんか俗っぽくてあまり好きではありません。
ひとまず駅前でシェアサイクルを借りて、近隣の郵便局3局を巡りました。
精進郵便局へ
3局巡った後、自転車を返して河口湖行きの列車に乗ります。
精進湖方面のバスは富士山駅始発で新富士までを結ぶのですが、1日に何本か河口湖始発で本栖湖までを結ぶ観光系統があります。この系統は本栖湖到着後にすぐに折り返すダイヤ設定であり、精進で降りると20分程度で折り返しのバスがやって来ます。郵便局巡りにはもってこいの時間ですね。
河口湖に到着して改札を出るとすぐ目の前にバス乗り場があります。正直、鳴沢や本栖湖方面のバスなんざ誰も乗らずに空気を運んでるもんだと思っていたのですが、乗り場にはそれなりの長い列ができています。
座れるかギリギリだなと思いつつ乗車しましたが、どうにか着席。若干の立ち席を出した状態でバスは出発します。
1時間ほどバスに揺られて精進民宿村停留所でバスを降ります。どうやら同業者がほかにも2人ほど居るようです。
局舎に入ると先客が1名。
貯金して小為替を購入。今年の山梨版年賀はがきに和文印と押印してもらいます。
そうこうしているうちにバスの時間まであと5分ほど。そそくさ局を後にして帰路につきました。









